こんにちは。元小学校教員のたまごです。
いよいよ夏本番。教室にエアコンがあるとはいえ、公立小学校って基本は暑いですよね。
子どもたちの体調に気を配るためにも、まずは自分自身がしっかり熱中症対策をとる必要があります。
わたしは、めちゃくちゃ暑さに弱いため、夏が来るたび熱中症対策に力を注いできました。
そんなわたしが、今回は「教員の熱中症対策」について、暑さが苦手な教員の方に向けて紹介します。
具体的には
- こまめに水分補給をする
- 暑さを避ける
- 通気性の良い服装にする
- 体を冷やす
- 塩分を摂る
の項目にわけて、それぞれ詳しく紹介していきます。

おすすめの熱中症対策グッズもあわせて紹介するよ!
こまめに水分補給をする
熱中症対策で水分補給が大切なのは、汗で失われた水分と塩分を補い、 体の冷却機能を正常に保つためです。
当たり前かもしれませんが、のどが渇く前に、こまめに水分をとりましょう。
どこでもすぐ飲めるように、水筒を持ち歩くといいですね。
飲み物は
- 麦茶
- スポーツドリンク
- 経口補水液
がおすすめです。
麦茶は、ノンカフェインでミネラルが豊富、体を冷やす効果もあり、夏にぴったりの飲み物です。
スポーツドリンクは、水分と塩分を同時に補給できるので、汗をかくときに適しています。
経口補水液は、スポーツドリンクより塩分濃度が高く、水分と電解質をすばやく効率的に補えるように設計されています。
熱中症の初期症状(だるさ・めまい・脱力感など)に効果的です。
夏の間、職員室の冷蔵庫に1つ入れておくと安心です。
「アトラス」のステンレスボトルは、色展開が多く、容量も500ml、700ml、1000mlから選べます。
校内で持ち歩くなら、持ち手付きの水筒がおすすめです。
暑さを避ける
熱中症の根本的な原因は「体温の異常な上昇」であり、そのきっかけとなるのが「暑さ」です。
だからこそ、暑さを避けることが、熱中症のもっとも基本的で有効な予防策になります。
暑さを避ける工夫として
- エアコンや扇風機を使って室内の温度を調節する
- 朝夕の涼しい時間帯に外出する
- 日陰を選んで活動する
- 帽子や日傘を使う
- カーテンやすだれを使う
などを実践しましょう。
なかでも、通勤時の日傘は本当に涼しくておすすめです。日傘で体感温度が3〜7℃下がると言われています。
日傘を選ぶときは、裏地が黒色の遮光タイプを選びましょう。地面からの反射熱を吸収するため、顔や体への照り返しを防ぐことができます。
「Wpc.」の日傘は、デザイン性があり、縫製もしっかりしています。こちらはレイングッズを展開している日本のブランドです。
風にも負けない強度を求めるなら、長傘タイプがおすすめです。
通気性の良い服装にする
通気性の良い服装にすることで、体に熱がこもらず、体温調節がしやすくなります。
通気性の良い服装のポイントを下の表にまとめました。
素材 | 麻、綿、メッシュ、吸汗速乾ポリエステル |
色 | 白、淡い色 |
デザイン | ゆったりシルエット、襟・袖・裾が大きい |
機能 | 速乾、冷感、UVカット |
個人的には、メッシュTシャツとクロスジャージパンツの組み合わせが、学校でできるもっとも涼しい服装だと思います。
クロスジャージは、肌との接触面が少なく、サラサラとした肌触りで、汗をかいてもべたつかず快適に着用できるのが特徴です。
また、普通のジャージよりも薄く、軽い素材で、吸汗速乾性やUVカット、撥水機能など、様々な機能が付いているものが多いです。
体を冷やす
高温多湿の環境では、体が熱をうまく逃がせなくなるため、体を冷やすことが効果的な熱中症対策になります。
体を冷やすときは、太い血管が通っている首の両側・脇の下・足の付け根あたりを冷やして、深部体温(体の内側の温度)を下げることが重要です。

冷やし方のポイントは次の通りです。
- 保冷剤や氷などをタオルで包んで当てる
- 風を当てる(気化熱で体表温を下げる)
- 濡れタオルで冷やす
- 冷房の効いた室内へ移動する
- 服をゆるめ、熱を逃がす
外出先でも便利なアイテムが「冷感タオル」です。
冷感タオルは、水で濡らして絞って振るだけで、いつでもどこでも繰り返し使うことができます。
これが本当に涼しくて、仕事でもプライベートでも大活躍のアイテムです。
「シーブリーズ」のミニクールタオルは、首に巻くのに丁度いいサイズ(70×12cm)で、子どもから大人まで使える大きさです。
職員室の冷蔵庫に「冷却シート」を忍ばせておくのもおすすめです。
塩分を摂る
水分補給の項目でも触れましたが、水分と塩分はセットで補うことが大切です。
大量の汗をかいているときに、水だけを飲んでいると、体内の電解質が薄まり、低ナトリウム血症のリスクが高まります。
スポーツドリンクや経口補水液があればいいのですが、すぐに用意できないこともあると思います。
そんなときのために
- 塩分タブレット
- 塩飴
- 梅干し
など、手軽に塩分を摂ることができるアイテムを常備しておくと安心です。
「塩分タブレット」は、ほんの数秒ですばやく食べ切ることができるので、忙しい教員の方におすすめです。
まとめ:熱中症対策をして自分の身は自分で守ろう!
以上、実際にわたしが行っていた熱中症対策と、おすすめグッズの紹介でした。
どれだけ対策をしていても、気温や体調によって、熱中症になってしまう可能性は大いにあります。
とくに学校は、熱中症になる要因が多いので、この記事で紹介したものを常備しておくと安心です。
わたしも、職員室に常備していた経口補水液や塩分タブレットに、何度も助けられました。
できる熱中症対策は全部して、自分の身は自分で守りましょう!

一緒に猛暑を乗り切ろう!
コメント