こんにちは。元小学校教員のたまごです。
運動会の準備ってものすごく大変!とくに頭を悩ませるのがダンス(団体演技)ですよね。
担当になった新任の方は、ダンスのつくり方がわからず困っていませんか。
わたしも新任のときに、いきなり運動会のダンスを任されて、何から手を付けていいかわからず困り果てたことがありました。
しかし、そんなわたしでも、ベテラン教員からも好評のダンスをつくることができました。
そこで今回は「運動会のダンスのつくり方」について、新任の方に向けて丁寧に解説します。
具体的には
- ダンスのテーマを決める
- 小物を選ぶ
- 曲を選ぶ
- 振付を考える
- 隊形移動のしかたを考える
- 入退場のしかたを考える
- 衣装をつくる
をそれぞれわかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、運動会のダンスづくりにもう困らないよ!
ダンスのテーマを決める
テーマは指導の指針となります。
きちんと決めて学年全体で共有しておきましょう。
決め方は
- 学年目標に合わせる
- 子どもたちが決める
- 教員が決める
などがあります。
どのような方法をとるかは、教員間で相談しましょう。
小物を選ぶ
小物はなくてもかまいませんが、あるほうが見栄えがよくなります。
揃いの衣装を用意するのもいいでしょう。衣装については、後述の「衣装をつくる」の項目をご覧ください。
- 指定の小物があるとき
- 自由に小物を選べるとき
の2パターンを解説します。
指定の小物があるとき
学校によって1年生はポンポン、2年生はカラー軍手など、あらかじめ学年ごとに使う小物が決まっている場合があります。
その場合は、在庫の有無を調べてから新規購入を検討します。
もし在庫があるなら、数が足りるか、壊れていないかも必ず確認しましょう。

物品の納品まで数週間かかるときがあるよ!早めに準備しよう!
自由に小物を選べるとき
小物を選ぶときは、サイズに注意しましょう。
基本的にサイズが大きいほど(フラッグなど)取り扱いが難しいです。
おすすめの小物は、身に着けられて、振付にも活かすことができるものです。
色展開があると、色ごとに振付や隊形を変えられるので、ダンスの幅が広がります。
学校にあるカタログで、どのような小物があるかチェックしてみましょう。
曲を選ぶ
基本は明るい曲調のものを選ぶといいでしょう。
有名な曲だと子どもたちの反応もよく、練習に取りかかりやすいです。本番も間違いなく盛り上がります。
曲選びのポイントは以下の3つです。
- ミディアムテンポにする
- 歌詞の内容を確認する
- 好きな曲かどうか
それぞれ解説していきます。
ミディアムテンポにする
曲のテンポは、ミディアムテンポ(BPM90~110)がおすすめです。
ミディアムテンポは、子どもが無理なく足踏みできるぐらいのテンポです。
テンポがよくわからないという場合は、使いたい曲にあわせて、自分で足踏みしてみましょう。
使いたい曲のテンポが速いときは、音楽編集ソフトや音楽再生機器で速度を変更することができます。
歌詞の内容を確認する
歌詞については、次の2つのポイントをおさえましょう。
- 不適切なことばが含まれていないか
- 前向きな内容であるか
条件(曲調、テンポ、歌詞)がそろえば、個人的には恋愛ソングもありだと思います!
好きな曲かどうか
選曲で迷うときは、自分が「好きな曲かどうか」も判断材料の一つにしてみてください。
あまり好みではない曲を選んでしまうと、毎日の指導がだんだん憂鬱になってきます。
楽しんで指導を続けるためにも、自分の好きな曲を選んでみてください。
振付を考える
振付はポイントさえおさえれば、初めてでも簡単につくることができます。
つくり方は
- 振付動画を参考にする
- オリジナル振付を考える
の2つです。それぞれ詳しく解説していきます。
振付動画を参考にする
YouTubeなどの動画共有サービスには、運動会のダンスで使えるような振付動画がたくさんあります。
なかには、プロの方が選曲から振付までされている動画もあるので、活用しない手はありません。
振付動画を参考にしながら、子どもの実態にあった難易度になるように、振付を考えましょう。
学校等の教育機関において、小説、絵、音楽などの作品を利用する場合、
その公共性から、一定の範囲で自由に使うことができます。
詳しくは、文化庁の『学校における教育活動と著作権』をご覧ください。
オリジナル振付を考える
余裕がある方は、ぜひオリジナル振付に挑戦してみてください。
1番も2番も同じ振付にできるので、Aメロ、Bメロ、サビの振付をそれぞれ考えるだけでOKです!
基本的にダンスは「1・2・3・4・5・6・7・8」の8カウント(音楽の2小節分)に合わせて踊ります。
この8カウントをひとまとまりとして1×8(ワンエイト)と呼び、振付も1×8ずつ考えます。
例えば、次のように1×8の振付を考えます。
「1」で右手を挙げ
「2」で左手を挙げ
「3・4」で腕を組み
「5・6・7・8」で両腕を大きく外に回す
上半身だけでなく、下半身の動き(しゃがむ、ジャンプ、ターン、ステップなど)を取り入れることによって、ダンスに立体感が生まれます。
いろいろなダンスを見て、取り入れたい動きを探してみましょう。

初めてでもオリジナル振付に挑戦できそう!
隊形移動のしかたを考える
隊形移動のポイントは次の3つです。
- 隊形移動の目的
- 隊形の種類
- 移動のタイミング
それぞれ詳しく解説していきます。
隊形移動の計画を立てるときは、iPadがあると便利です。こちらの記事で紹介しています。
隊形移動の目的
隊形移動は、目的によって移動の回数が変わってくるので、目的から逆算するとスムーズに考えることができます。
例えば次のように考えることができます。
- 全体の見ばえを良くするため、隊形移動を多くする
- 個人を際立たせるため、あえて隊形移動をしない
- どの子も保護者席に近くなるように、1,2回の隊形移動をする
個人的には、バランスのとれた1、2回の隊形移動をおすすめします。
いろいろな考えがあると思うので、教員間で認識を一致させておきましょう。
隊形の種類
隊形の種類は、円、V字、十字、横1列、トラック上などが定番です。
例えば、クラスごとに円をつくったり、全員で大きな十字をつくったりします。
応用として、円ごとに1×8ずつ踊ったり、十字を風車のように回転したりすることもできます。
個人的におすすめなのは、体操隊形の前半分と後半分の入れ替えです。
理由は3つあって
- 1回の移動で子どもの半数が保護者席に近づくことができる
- 人との間隔が広い隊形のため、個人をカメラで捉えやすい
- 前後の動きだけなので、カメラワークがズーム調節のみで済む
からです。
他にもトラック上に並ぶ隊形は、観覧席に1番近づけて、そのまま退場もしやすいので、取り入れる人が多いです。

最後の隊形からどうやって退場するかも考えておこう!
移動のタイミング
移動するタイミングは、曲の間奏やCメロにすると、子どもたちにわかりやすいです。
曲のながれ「1番→2番→大サビ」に合わせて、「体操隊形→円→トラック上」のように移動します。
実際に隊形移動をしてみると、どうしても時間内に移動が完了しないことがあります。
できれば計画の段階から、移動距離を短く、移動時間を長めに設定しておきましょう。
入退場のしかたを考える
入退場も団体演技の一部です。ダンスと同じように詳細までしっかり計画を練りましょう。
入退場は、演出と選曲の両方から考えることができます。
例えば
- 全員で行進しながら入場 ↔ 歩きやすいテンポの曲
- バラバラにスキップしながら入場 ↔ 明るく元気な感じの曲
- 保護者席に一礼してから退場 ↔ 感謝が伝わる歌詞の曲
などです。
ダンスの雰囲気に合わせて、入退場のしかたを考えましょう。
衣装をつくる
衣装は必須ではないので、時間と予算に余裕があれば用意するぐらいでいいと思います。
定番の衣装には、スカーフ、マント、T シャツ、ハッピなどがあります。
衣装を用意する場合は、既製品を購入したり、他教科と連携して制作したりします。
衣装制作は、しっかり計画を立てて行えば、作品として教科の評価を付けることができますし、子どもたちにとっても特別な思い出になります。
余裕があれば、ぜひ挑戦してみてください。
まとめ:運動会のダンスづくりは、結局実践あるのみ!
ここまで長々と解説してきましたが、運動会のダンスづくりは、結局のところ実践あるのみです!
わたしも初めは試行錯誤しながらでしたが、頑張ってオリジナルの振付に挑戦したおかげで、翌年から随分楽になりました。
あえて困難な方を選んでみると、経験値がぐんと溜まって、次の機会には難なくできるようになるってやつです。
でも、やはり経験もないままに、いきなりダンスをつくることになったら、正直不安ですよね。
そんな新任の方が、少しでも自信をもって運動会に臨めるように、この記事を書きました。
わからないことは、どんどん周りの人に聞いて、運動会の準備を進めていきましょう!

運動会ファイトーーーー!!!
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